Chocori’s チョコっとレビュー

ドラマレビューをおもに。

監察医 朝顔 特別編 〜夏の終わり、そして〜

 

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評価: ★★★★☆ / ★★★★★

 

 

ほぼ総集編みたいな感じ!

 

期待してたのとはちょっと違ったし、

朝顔と桑原くんの出会いも、

あっさりとしてたけど、

 

エンドロールにほっこりしたなあ〜

 

 

桑原(風間俊介)が、張り込み捜査のため

深夜に家を出た。

次の日、大事な解剖があった朝顔(上野樹里)だったが、

娘・つぐみ(加藤柚凪)の保育園は振替休日のため休みだった。

朝顔の代わりに仕事を休み、つぐみと一緒に過ごすと平(時任三郎)。

 

いつも通り職場についた朝顔は、

早速遺体の状況を聞く。

運ばれてきたご遺体は、推定70歳の男性。しかし、身元不明であった。

遺体には歯もなく、デンタルチャートから身元を特定することも出来なかった。

 

身元を判明するためには、

解剖のみの頼りとなってしまったが、

内臓はいたって普通であった。

 

しかし、

このまま不詳死の無縁仏になるのは、

納得のいかなかった朝顔たち。

 

しかし、茶子先生(山口智子)が不在のなか

勝手に再解剖するのは…とためらう朝顔

藤堂(平岩紙)「茶子先生だったら言うと思うよ。朝顔先生だったらどうしますか?って」

再解剖を決めた朝顔

 

そして、脊髄を抽出して調べてみると、

ご遺体は栄養失調であり、手足の筋肉が萎縮していたことが分かる。

 

このことから、

朝顔「このご遺体は虐待を受けている可能性があると思います」

と。

目立つ傷はなかったとしても、

助けを必要としている人たちが、

助けを受けられずゆっくり殺されていく虐待であると。

 

そして、昔を思い出す朝顔

2017年 -

 

まだ監察医になりたてだった朝顔は、

虐待の疑惑があると言われ確認するために、

幼い兄妹に出会った。

取調室でうどんをすする兄妹。

しかし、

タバコの火傷痕がある兄とは別に、

妹のほうが深刻だと話す朝顔

朝顔「おそらく渚ちゃんは、ネグレクトによって歯を磨くことを教えてもらえず虫歯がたくさんある状態だと思われます」

お腹が空いているのにうどんをすすることが出来なかった妹を見て思った朝顔

このままだと、2人とも栄養失調で、

免疫が弱まり感染症によって命を落とす危険性があると。

 

藤堂(板尾創路)「朝顔先生、ほな、それ連れてきたお巡りさんに言うてくれるか。保護してもらうために」

そして、そのお巡りさんが桑原であった。

 

 

朝顔が解剖した男性も、

介護放棄などの虐待により命を落とした可能性が高いと。

単身家庭ではなく、一般家庭を当たると身元が分かる可能性があると。

 

そして、事件もひと段落し、

帰宅する朝顔

父・平は、再び東北に向かう準備をしていた。

行く行くは、東北で住むことを考えていると話していた平を思い出す朝顔

 

朝顔「ねえ、お父さん。ビール飲む?」

平「なんか良いおつまみあったかな」

朝顔「いいのあるよ」

 

そう言って、ビデオを回し始めた朝顔

それは、東北に住む祖父・浩之(柄本明)のために撮ったビデオだった。

 

桑原「なかなか上がってこないと思ったら」

 

そうして、つぐみと降りてくる桑原。

家族4人でホームビデオを見ながら、

今日も何気ない日常を過ごした。

 

 

 

 

初回から最終回まで、

振り返りのような時間でした…!

 

薄々、総集編のような気がしてたものの、

やっぱりこのドラマ良かったなと思わされる時間でした。

 

ちょこちょこちゃんと繋がるように、

入れ替えてあったしね〜。

 

朝顔が仕事で向き合うのは、もう止まった時間のご遺体だけど、

家に帰るとちゃんと家族という今を生きている時間があって、

家族の在り方とか、生きている日常とか本当に何気ないんだけど、そのことがとっても幸せなことなんだなあって

 

そういうの何回も何回も考えさせられた。

 

あと、ちゃんと親を大切にしようってね。

今ここで元気に生きていられるのは、

産んでくれた親がいて、

風邪をひかないようにご飯を作ってくれた親がいて、

愛情を注いでくれた親がいてって、

こんなの当たり前じゃないんだなぁと。

 

うちもホームビデオ世代だったので、

なんだか最後のシーンは、

胸があったかくなりました。

 

本当に夏が終わるような寂しさのように、

このドラマが終わるのも寂しい…

朝顔たちがいつも注いでた、

麦茶のボトルがまた夏っぽかったよね^ ^

 

 

東日本大震災という、

まだ記憶に新しい出来事を

ドラマのテーマとして取り扱うのは、

やっぱり勇気のいることだったと

思いますけど、

「生と死」の表現がとても丁寧で、

人が人の死を弔う。

人間生きてればいつかは出会う、

情け深く、どうしようもない死というものに

向き合いながら、生きている朝顔たちが、

とても人間味があって、

たくさん考えさせられました。

 

 

また医療ドラマとか、サスペンスとかとは違ったテイストで、

夜の朝ドラっていう感じ!

月曜日に、ただ泣きするでもなく、

いつの間にかシューっと泣いていました。w

 

楽しかったというと、

なんだか語弊がある気もしますが、

心が穏やかになるドラマでした!

 

最後の最後に、

もう上野樹里さん、時任さん、風間くん、つぐみちゃんが本当の家族に見えて仕方なかったなあ〜!

またジィジの肩たたきしてるつぐみちゃんが見たいですっ

三ヶ月間ありがとうございました!お疲れさまでした!

 

ご覧いただきありがとうございます😊

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