映画『キングダム』
評価: ★★★★★ / ★★★★★
原作: 原泰久
監督: 佐藤信介
出演: 山﨑賢人、吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈、本郷奏多、大沢たかお 他
主題歌: ONE OK ROCK 「Wasted Nights」
<あらすじ>
原泰久の少年漫画を実写化。時は、中国・春秋時代、7つの国が争い天下を奪い合っていた。秦の国に住む奴隷の少年・信(山﨑賢人)は、同じ奴隷の少年・漂(吉沢亮/二役)とともに、天下の大将軍になることを夢見ていた。しかし、王宮に招かれた漂は、瓜二つの容姿をもつ秦国王・嬴政(吉沢亮/二役)の身代わりとなり命を落とす。国を追われた嬴政は、異母兄弟・成蟜(本郷奏多)の反乱を防ぐため、そして王宮のために、信とともに敵に立ち向かって行く。
*以下、ネタバレありです!!ご注意を!!
原作未読。予告を見て面白そうだと、レビューを見て面白そうだと思い行きました!(めちゃくちゃミーハーw)
感想としては、、、
とても良かった!!!感動した!!!続編早くやってくれ!!!
てな、感じです。
さすが、このGW期の東宝の社運をかけた今作。そして、東宝がSONYピクサーと組んだ作品であるだけに、規模が大きいったらなんの。ど迫力のスケールに莫大な予算がかけられてるんだろうな、邦画もなかなか捨てたもんではないと思いました。
スタッフやキャストの絶対ヒットさせてやるっと言う気持ちが伝わってきたように思いました。
しかし、何より今回驚かされたのは、キャストのハマリ具合ですよ。
主演のケンティーも減量し、アクションの見応え合ったし凄かったです。ほんとに失礼ながら、少女漫画実写化俳優とか思ってましたもんで・・・。(←)
・・・でも、それ以上に、漂と嬴政を演じ分ける吉沢亮の圧倒さっっっ!!
正直、惚れ惚れしました。
漂は、奴隷の少年の素朴さと純真な目をもった少年であり、一方で、嬴政は、孤高で気高い王としての品格をもつ王であるのですが、全くの別人に見えました...。
漂が王騎軍から逃れるため、嬴政のふりをし、馬に乗り去って行く自らおとりとなるシーンは、悲しくも逞しい姿で、これはこれは涙。
かたや、王宮に忍び入り、開戦をするため、みなの先陣にたち最初の剣をきる嬴政の姿は圧巻ものでした。
国宝級イケメン(なだけ)なのかと、(これまた失礼w)思ってたら、ほんとに主役を食う勢いで驚きました。息の長い俳優さんになってほしいですね。
山の民の王・楊端和を演じる長澤まさみの美しさもこれまたべっっかくうう♡
ケンティーとお亮を従えても、なお輝いている長澤まさみの気品とスタイルの良さ!
他にも、大将軍の圧倒的オーラの大沢たかおや、悪役が定評になりつつある本郷奏多、王騎につく要潤や、嬴政を支える将軍軍の長の高嶋政宏など、え?脇にすらこんな豪華なのってくらい豪華なキャストによる、豪華な映画でした!
(要潤とか、台詞一言、二言だったのにw)
でも、姿は出てきてないけど劇中で何度も名前が挙がってきてた原作では、キーパーソンとなる呂不韋の存在も、要潤の役どころも今後大きくなっていくみたいなので、続編を匂わせかな・・・?
長々と書いてしましましたが、何はともあれ、とてもオススメであるので、是非に見てほしいです^^
原作未読でも全然分かりやすくまとめられていますし、結構泣けます;;
邦画は、チープなイメージがありましたが、いい意味でとても裏切られました。
もちろん原作の人気と面白さが大前提なのですが、日本の映画界も本気になれば作れるじゃん!いくら、チケット代が高くなり映画を観る人が減りつつある世の中であっても、面白いものにはみんな集まってくるものだなっと思わされました!
あと、一回は映画館でみたいな~!
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