セミオトコ 第1話
評価: ★★★☆☆ / ★★★★★
第1話「1日目のセミ」
田舎から出てきた真面目で引っ込み思案な性格の大川由香(木南晴夏)は、ある日、もたれかかって眠っていた柵が壊れてしまい地面に落ちそうになる。そのとき、真下にセミ(山田涼介)がいることに気づいた由香は、咄嗟によけて落下する。やっと地下から羽化したセミは、自分の命を助けてくれた由香に恩返しをしようと、人間の格好をし、由香の目の前に現れる。
何かの記事で、近年、実力と実績のある脚本家さんは、視聴率うんぬんで、ゴールデンプライムタイムを避ける傾向にあると書いてあったのですが、確かに今作の脚本家岡田惠和さん(代表作: ビーチボーイズ、ちゅらさん、など)!
とてもオリジナル作品とは思えないくらい、初回から丁寧で夢のあるお話でした!!
木南晴夏さんも、あまりヒロインのイメージがなかったけど、ちょっと地味で、でも生きる意味を求めて懸命に生きてる姿がなかなか愛らしくてハマってた^_^
途中、キャラに合わず話し倒すシーンがあったけど、ブレさせなかった感じは、木南さんの演技力だなと。
そして、主演の山田くんは、身長はちょっと…だけどあの顔面の綺麗さだから、意外と普通の年頃の男性の役よりも、こういうリアリティーのない役のほうが合う気がしたなあ〜。
夏らしくて、とてもほっこりするドラマでした!
言っても誰にも分からないような田舎出身の大川由香(木南晴夏)。
昔から、周りに居ても居なくてもいい存在のように扱われ、だんだん人と話すことが苦手になり、生きている意味が分からないままここまで来てしまった。
ある日、自身が働くお弁当詰めの工場で、販売にまわされることになった由香。
人と話すことが苦手な性格から、全く販売が出来ず、同じくお弁当の販売をしていた先輩の桜木翔子(佐藤仁美)を怒らしてしまい、桜木は、思わず由香に、
「あのさ、そんな性格で生きてて楽しい?!」
と、辛辣にあたってしまう。
それでも、由香が田舎から越してきて暮らすアパート『うつせみ荘』の人々は、由香を暖かく迎い入れてくれる。
・由香を頼りにしてくれているデザイナー志望の大学生・熊田美奈子(今田美桜)
・アパートの大家さんの仲良し姉妹、庄野くぎこ(壇ふみ)、庄野ねじこ(阿川佐和子)
・元コンビ芸人で現夫婦の岩本マサ(やついいちろう)、岩本春(山崎静代)
・何かと秘密が多そうな中年男・小川邦夫(北川有起哉)
ある日、仕事から帰り、美奈子の手伝いをした由香は、窓際の柵で眠ってしまう。
すると、木製でできたその柵がとれてしまい、由香は地上に落ちてしまう。
地面に落ちる手前に、セミがいることに気づいた由香は、とっさによけて落下する。
羽化し、自然の美しさを感じ7日間の命を全うしようとしていたセミ(山田涼介)は、由香のおかけで命拾いをした。
そんな由香に、恩返しがしたいと思ったセミ男は、人間の姿になり、由香の目の前にあらわれた。
ビックリして、正体を信じられない由香。
でも、セミ男は、由香に、
セミ男「何でも願いを叶えてあげるよ」
由香「何個まで?」
セミ男「叶えてあげられることなら、いくつでも」
由香「じゃあ、、生きてても…いいんだよ……って、言って抱きしめて?」
セミ男「...生きててもいいんだよ」
セミ男のハグに涙してしまう由香。
こうして、2人の7日間の生活が始まった
ザ・ファンタジーってドラマだけど、まだまだ由香の住む、"うつせみ荘"の人々は、もっと人間的な悩みを抱えてそうだなっていう伏線もありつつ、、
辛いときのイケメンからの「生きてていいんだよ」は、涙しちゃうな〜。w
初回は、割と自己紹介的な作りが多いので、ポーッと見てるんですけど(おいっw)、住んでる人みな独特だけど、由香にはちゃんと帰る場所があるようで心あったまるお話でしたね。
あと、ミンミン鳴いてるセミは、やっぱりちょっと暑苦しいけど、山田涼介は全然暑苦しくなくてオッケーだわ。(ファンではありません!w)
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