監察医 朝顔 第1話
評価: ★★★★☆ / ★★★★★
第1話「法医の娘と刑事の父の異色タッグ!母を亡くした少女を救う…この夏一番の感動作」
興雲大学の法医学研究室に勤める監察医の万木朝顔(上野樹里)は、刑事の父・万木平(時任三郎)と2人で住んでいる。朝顔の母・里子(石田ひかり)は、8年前の東北の震災に巻き込まれてしまった。ある日、朝顔の研究室のもとに一件の解剖依頼が来る。それは、倉庫内で発見された遺体の死因を調べてほしいとのことだった。警察立会いのもとで、研究室にやって来た刑事は、その日付けで部署異動になった平と、朝顔の恋人・桑原真也(風間俊介)だった。そこで、初めて桑原は、年の差はあるがその日から同僚になった平が恋人の父親だと知る。
お久しぶりです!
過去ドラマのレビューでもしようか。でも時間ないなあ。とりあえずアラジンは絶対観に行こう!(あ、非常にオススメです♡)って思ってたら、もう夏ドラマが順調にスタートし始めました。笑
上野樹里さんや時任三郎さん他にも、山口智子さん、石田ひかりさんなど、豪華なメンバーだな〜って思ったら、かなり雰囲気のあるドラマだった…
私のなかでは、石原さとみさんの『アンナチュラル』のような感じだと思っていたのですが、まさか、8年前の震災をここまで真正面からドラマに絡めていくとは…驚きでした。
私は東北とは離れた場所に住んでおりますので、実際に見たり経験したわけではないのですが、それでもまだ鮮明に、当時のニュース映像が頭に残っていますし、年数を重ねたとはいえ、主人公の朝顔のように家族を亡くされた方、朝顔の父・平のように家族を今も探している方。実際に起こったこととはいえ、思わず目を背けたくなる現実に、街は勢いを取り戻しても、人々の心はまだまだあの当時のままであると強く考えさせられました。
改めて、命あるということは奇跡なんだと。
明日明後日が当たり前なんかではないんだと感じさせられました。
このドラマを見て、そういう重みを感じる方もいれば、辛いと感じてしまわれる方もいると思います。観る人を選んでしまうのではないかなと感じました。
ここから、レビューしていきたいと思います!↓
興雲大学で運ばれてくるご遺体の解剖などをする監察医として働く万木朝顔(上野樹里)は、刑事として働く父・万木平(時任三郎)と二人暮らし。
ある日、倉庫で倒れて亡くなっていた女性のご遺体の解剖をお願いしたいと、興雲大学の法医学教室に依頼がくる。
事件性があるかどうかを見極めるため、朝顔の恋人の刑事・桑原真也(風間俊介)と、その日移動になり桑原と同僚になることになった平が朝顔の研究室にやってきた。
なぜが、朝顔の上司チャコ先生(山口智子)と知り合いの父。むむ、気になるぞ??
解剖の結果、女性の死因は、水を過剰に摂取したことによる溺死による可能性が高いと。
でも、溺死したご遺体がなぜ倉庫で発見されたのか。
女性は、夫婦で工場を営みそこで事務をしていた桜木恵子だと分かる。
夫と娘が訪れたが、娘は一向に母親に会いたがろうとしない。
娘のさきちゃんに話しかける朝顔だったが、さきちゃんの目から涙がこぼれ、私、お母さんに酷いこと言っちゃったと。
イベントに参加するさきちゃんと一緒に来た母親の恵子。でも、さきちゃんもなんせお年頃。お母さんにあとで迎えに来てと。
そして、お母さんがさきちゃんに作ったお弁当を恥ずかしいからと振り払っちゃうんですね。
散らばったお弁当を拾う母をよそに、スタスタ行ってしまうさきちゃん。
それが最後になるなんて…TT
お年頃とはいえ、これが最後の母との思い出なんて後悔しか残らないのではないかと。さきちゃんにとっては、だいぶ深い傷になりそうだと心配TT
その涙を見た朝顔。
恵子さんの身に一体なにがあったのか。
もう一度調べたい!と。
平も、防犯カメラの映像から恵子さんがさきちゃんと別れ、富士越百貨店に向かい、そこで何かを買ったのではないか。だとしたら、恵子さんが水を飲んだとされる場所に遺留品が落ちてるかもしれないと、周辺を桑原とともに探し始める。
朝顔の再解剖の結果、そして、平と桑原が探して見つけた富士越百貨店の紙袋の遺留品から、
恵子さんは、引ったくりの常習犯に襲われ、気を失ったときに倒れた水辺で過剰に水を摂取してしまった。
しかし、まだ意識が朦朧としていた恵子さんは、無意識に家に帰ろうと発見現場の倉庫に向かいそこで力尽きてしまったと。
他人による他殺だったわけですね。
(やるせない。。。)
でも、朝顔は父に、ご家族に遺留品を返してあげることはできないのかと尋ねます。
さきちゃんの母・恵子さんが、さきちゃんを迎えるまでに富士越百貨店で買っていたものは、さきちゃんのお弁当箱だった。
それを見て号泣するさきちゃん…TT
もう目を開けてくれないお母さんに泣きつくさきちゃんの姿を見た朝顔は、
さきちゃんのお弁当箱を買ってるときのお母さん、きっと楽しかったと思うよ。
と。
朝顔が涙を流しながら、さきちゃんに伝えるシーンに泣けましたTT
最後までご遺体と向き合い、真実を見つけた朝顔に、上司のチャコ先生は、よく頑張ったね。と。
旅行好き(?)のチャコ先生は、一泊で小籠包を食べに台湾に行ってくると。明日死ぬかもしれませんからね。と。
それを聞いた朝顔、8年振りに母(石田ひかり)の実家がある仙ノ浦に訪れる決心を。
しかし、父と向かった先で、あの日の出来事を思い出し震えてしまい、やっぱり私無理だ。
そして、無理しなくていいという父も、ダメなお父さんでごめんな。でもやっぱりお父さん、お母さんのこと探さないと気が済まないんだ。と娘を見送る。
震災のあったあの日、仕事で来れなかった平を除き、母と朝顔の2人で母方の実家にやってきた。しかし、そこで震災が起こる。
登ったところにある朝顔の祖父のもとに行ってあげてと、朝顔にいう母。
母は、下ったところに住んでいるご近所さんが心配で見てくると。振り返る母が朝顔に、朝顔!あとは頼んだよ。
と。
しかし、大津波が街を襲い、避難所を探しても探しても母の姿は見つからなかった。
このことを今でも昨日のように思い出し、電車のなかで大粒の涙を流す朝顔。
そして、わずかな情報を頼りに手がかりを探そうとあちこちで妻を探す父・平。
そして、朝顔の母が居ない理由を朝顔の恋人の桑原は、まだ知らないようだった。
...というのが1話のレビューです。
もともと、わだかまりのあるような絶妙な雰囲気の親子関係だなと思っていたのですが、まさかこんな背景があったとは。
しかも、みんながいい味をだしているので、まだ1話ですけど、なんだかしっくりくるというか、もう確立されているドラマの雰囲気だなっと。
普段、コメディーが大好きな私ですが、今回コメディー系の多い夏ドラマに、こじんまりとした感動系があってもいいのではないかなと。
出ている人が割と好きな方が多いから、しばらく見てみようと思います^ ^
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