シャーロック 第5話
評価: ★★★☆☆ / ★★★★★
*11/4放送分です!
やるせなかったな。。。
なんか今回が1番重苦しい話だったかもしれない。。
狂気じみてみえる愛情も、
自分にとって大切な人を奪われたものにしか分からないこともあるよなあ…
お母さんも怖いし、十分犯罪ですよ。
でも、町田みたいなやつに殺されたと思ったら、おまけに正当に裁けないと知ったら、復讐してやりたいと思う気持ちも分かるから、
いたたまれないなあ…
家庭って、親子って、
血は繋がってるけど、
一歩外を出れば、コミュニティも環境も変わってくるし、全てを共有できるわけでない。
もともと、お父さんお母さんは他人なわけだし、なんだか人って本当に難しいなあ。
(これは私が常日頃思ってることです←暗いw)
政治家の息子・町田(永井大)の自宅に、
大量の血液が撒かれていた。
その大量の血は、致死量のものであり、町田と同じ会社に勤める乾(葉山奨之)のものだと分かる。
乾は、行方をくらましていた。
若宮(岩田剛典)「歩く死体ってことか?」
誉(ディーン・フジオカ)「乾はもう生きちゃいない。それに死体は歩かない」
町田は、乾を殺していないと話し、
むしろ乾から脅されていたと話した。
町田は、社内で後輩だった乾に酷いパワハラをしていたのである。
誉と若宮が、乾の母・千沙子(若村真由美)のもとを訪れると、
千沙子「貴之は、絶対に帰ってきます」
と。
手に怪我をしていた千沙子。その包帯の巻き方に、若宮は誉に、千沙子は元看護師であると言う。
若宮の読み通り、千沙子は元看護師であった。
乾の部屋、リビングの水槽、早すぎるクリスマスツリーの飾りつけから、
誉は、真相へとたどり着く。
江藤(佐々木蔵之介)とともに、乾の自宅に向かう誉。
そして、若宮は、町田のところへ。
若宮「乾貴之を殺したのは、あんただ。」
誉「千沙子さん、もう息子さんを解放してあげてください」
クリスマスツリーがあった隠し部屋に、息子の遺体を隠していた千沙子。
貴之は、毎日毎日会社で町田からのパワハラに遭い苦しんでいた。
そして、ある日。千沙子が貴之を起こそうと部屋に行くと、貴之は部屋のドアで首を吊って自殺していた。
誉「息子のために必死になって心臓マッサージしたんでしょう。ただあなたも元看護師だ。息子が死んでいるという事実を受け入れざるを得なかった」
そして、町田への復讐を考えた千沙子は、
息子の血を抜いて、町田の部屋にばら撒いた。
誉「昨日、旦那さんのところに行ってきましたよ。ご主人、浮気なんてしてませんでしたよ。これ、息子さんからご主人に来たメールです」
"ごめん、もう無理。母さんと仲良くして"
千沙子は、息子可愛さあまりに、
仕事のことから、日常のことまで何にでも首を突っ込むようになっていた。
誉「僕には、こう読めますね。母さん、もう僕を解放してくれって。」
千沙子は罪を認めた。
町田「なんだ!じゃあ、犯人俺じゃなかったじゃん」
若宮「心臓を刺せば血がでる。あんたのしたことは、血が出なくとも、心臓を刺したのと同じだ。乾貴之を殺したのはお前だ」
昔、若干のパワハラ被害があった私からしたら、町田みたいなやつってすっごいムカつくわー。
まあ私の場合は、町田みたいな陰湿な野郎ではなく常に機嫌の悪いヤツって感じでしたけども。
母親の狂気じみた愛情と、
町田の胸糞悪いパワハラ感で、
なんだか結末を知ってもスッキリせず。。
若村真由美、怖かったねえ〜。
目の前に死体を隠していても、生きてるって信じたいんだもん。
息子が自分の知らないどこかに行ってしまうような感じがして、
死体も誰にも取られたくなかったんだろうな…
それが母親の愛情ってことなんでしょうか。
でも、命まで奪われたら復讐してやりたくなるよね。
息子は、必死に親離れしようとしてたけど、やはり血の繋がった母。
簡単には、引き離せなかったんだろうし、
母がどういう人か知ってるからこそ、あえて相談もせずに死を選んでしまったんだろうな…
パワハラやいじめって、人を傷つけて、時には死に追いやる…本当に犯罪ですよ。
でも、やってません、そういう気持ちでなかったと言われれば、それまでなのがまたやるせないね〜
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